円型水路(SK側溝)の吊り降しに際しましては、製品重量に十分耐えられる部材の鋼管又は、ハンガー式金具(図・写真参照) で、必ず2点吊りで、三角吊りにならない様天秤を合わせてご使用ください。吊りワイヤーは、磨り減り・バラ発生等の磨耗の無い物をご使用ください。又、吊り上げ中は製品の下に絶対に入らず、吊り上げ状態は必要最低限の時間とし、地面より最低限の高さで、作業者相互に声を掛け合い、安全に細心の注意を払い吊り降しを行って下さい。尚、ブリッジ金具はリッドの落下防止ですので、危険ですから絶対に吊り降しに使用しないで下さい。
円型水路(SK側溝)の施工に際しまして、砕石基礎の場合は敷きモルタル3cm、コンクリート基礎の場合は敷きモルタル2cmで施工して下さい。施工速度を速めるには、コンクリート基礎をお勧め致します。施工時、小口に敷きモルタルが噛まない様ご注意下さい。ジョイントは、製品設置後プレート板を当てた上から両サイドボルト止めして下さい。製品同士の隙間は平均して3mm程度空きますが、美観を整える為製品上部の練モルタル仕上げを、お願い致します。桝との接続は、側溝本体と同様にプレート板とボルトでジョイント致しますが、水路部とつながる部分は桝の内側から、練モルタルで摺り付け仕上げを、お願い致します。マウンドタイプで、境界ブロックをセットする際のモルタルは、細砂をご使用ください。製品設置・清掃後リッドをセット致しますが、製品1本に1本のリッドが載るようご注意下さい。製品同士にまたがせてセット致しますと、ガタツキの原因となります。
施工するカーブの度合いにより、2m・1m・0.5m製品を使用して施工いたしますが、目地部を詰めたり、現場打ちする際の内型枠として、専用のR施工治具をご用意致して居ります。側溝の開口部から治具を入れ、90°回転し、ハンドルを回しますと、内型枠として固定でき、作業を容易に行えます。
清掃は通常ジェット式か逆流式で、水圧により側溝内の土砂をいったん桝に集め、桝内部からバキューム等で取り出します。又、専用のメンテナンス棒もご用意致して居りますが、剣先スコップでの清掃も出来ます。
円型水路(SK側溝)は、縦断勾配がほとんど無い所や逆勾配になる所でも施工が可能です。それにより、ショッピングモールの駐車場・建物の外溝や漁港・空港施設などに多くの実績を頂いております。
詳しい内容は最寄りの営業所・分社までお問い合わせください。